合宿一日目(7月2日)

「完全現地集合」
今回の合宿は、昨年にも増して現地参加、セミナーのみ参加等、時間の流れが違う参加者が多いため、完全現地集合となり、一日目は12時45分に、会場である「女性教育会館」の体育館前に集合となりました。
体育館にて試し斬りセミナー&大会
そして、すぐに体育館に入り、一日目の課題である「真剣試し斬り」の準備が進められました。
試し斬りは「ゴザ巻」も修行の一つ!
まずは全員でゴザの巻き方の講習が実施され、同時に切るゴザの準備もできました。
◆開会式 セミナーの前には開会式が行われ、館長より「今年から完全なセミナー中心の合宿になった」等、合宿も変革を迎えたことが話されました。
また、合宿連続参加者表彰も行われ、森田指導員が20回連続参加、桑子君が5回連続参加の表彰を受けました。
20年連続参加 森田公平
1997年第四回小鹿野合宿からの連続参加で、合宿の歴史を総て知り尽くしているベテランです。現在、本部指導員
5年連続参加 桑子雅臣
合宿転換期が始まっていた2011年第18回御殿場合宿からの連続参加、本来は昨年表彰であったが諸事情により今年表彰となりました。今年で6回目となります。現在、荻窪教室所属

◆試し斬り
    セミナー
開会式後は3グループに分かれて「真剣試し斬り」のセミナーが実施されました。
それにしても真夏日で暑くなり、体育館内は蒸し風呂状態で大変でしたね
●松本グループ●
4段のベテラン、松本指導員を指導とし、中級レベルのメンバーを中心としたグループで、今一度初歩に戻っての基礎からの練習を中心に行いました。
ところで、上田事務局長、昔は切れたのに、いったいどうしたんですか?!
●荒 グループ●
こちらは、今回3名のみ参加した小学生を中心としたグループで、合宿22回参加のベテラン荒指導員指導の元、模擬刀で納刀、抜刀を中心に刀の基本所作を学びました。
小学生メンバーは模擬刀を持つのは初めてで、かなり緊張してましたね!
●藤崎グループ●
4段のベテラン藤崎指導員を指導とし、試し斬りに余りなれていないメンバーを中心としたグループで、ケサ切りの基礎を練習しましたが、切るのに結構苦労してましたね。

◆試し斬り
    大 会
90分程のセミナーの後は、第21回を迎えた「試し斬り大会」が開催されました。
セミナーで練習した技を、「即大会で試してみよう」と言うのが主旨で、違うレベルの選手が皆、同じゴザで競技できるようにと、ハンディキャップ戦二種目が行われました。
●けさ切りの部●
この種目、通常左右4回切る「四段切り」が定番だが、3種のハンディに分け、藤崎・松本・荒のベテラン3名は「左右六段切り」。
中級者の吉川さんは「左右五段切り」。
初級者の森田・桑子・近藤・上田(真)の4名は「同じ方向からの3回切り」で実施されました。
ベテラン組、たとえ左右6段切りのハンディながら安定した切りでおみごとでしたが、初級者の皆さんはイザ本番となるとなかなか調子良く、特に今回初めて試し斬り参加の中学生、桑子選手(画像中央)は完ぺきな切りを見せ、満点優勝の栄冠に輝きました。
三位は荒、松本、森田3選手による同点決勝一回切りが行われ、各選手とも近差での激戦となりました。

●回数切りの部●
この種目は、一本のゴザを何回切れたかで競う競技であるが、これもレベル別にハンディを付けての戦いとなった。
最もハンディが厳しかったのが上級者3名で、何と「逆けさ切り」での回数切りと難易度が高かった。中級の吉川さんは左右切りでのハンディが付き、他初級者の皆さんは通常の同方向からの切りとなりました。
上級者の皆さん、逆けさ切りでは苦労していましたがさすがベテラン、安定した切りはみごとでした。
ところが、初級の皆さんは、ちょっと余裕が出て来て「欲」が出てしまったのか、今一つの出来となってしまいました。
◎大会結果◎
・けさ切りの部(画像左)
  優勝/ 桑子雅臣  準優勝/ 藤崎章也   第三位/ 荒 勇介
・回数切りの部(画像右) 
  優勝/ 吉川隆文  準優勝/ 藤崎章也   第三位/ 松本翔太
一日目、試し斬りセミナー参加の皆さんです↑

宿泊は
    「国立女性教育会館」
今回お世話になった宿は、セミナー会場の宿泊棟になる「女性教育会館」。
あらゆる研修設備が整った施設で、研修としての合宿を思う存分満喫することができました。
ただ、今回の宿泊者は12名と少なく、和室二部屋による、やけにまとまった部屋割りとなりました。
和室二部屋のみでゆったりと。
小学生、今回は3人でした
風呂は、男子側はちょっと狭くて、他のお客さんと大混雑でした

夕食  夕飯はレストランにて他の宿泊客と一緒にバイキングで、各自好きな物を選んで食事を楽しめました。
また、さすが女性教育会館だけあって、ヘルシー感もありましたね。
バイキングの種類は多種あって、お腹いっぱい夕飯を楽しめましたね!
落ち着いた食事でした
なぜか「わたあめ」に夢中。しかし、わたあめ機が調子悪く、森田指導員が一生懸命試しましたが、こんな小さいのしかできず。
大騒ぎでした。
夜セミナー


夕飯の後はセミナールームに移動して「夜セミナー」が行われ、今年も研修合宿にふさわしい流れとなりました。
◆健康ツボ押し法&護身術◆
セミナーの内容は、昨年と同じくツボ押し法を実施、疲れを癒す健康法と、護身術が行われましたが、今回は館長自らの指導の元、正柳館のツボ押棒を使った各種施術が行われました。
健康法では、手と足のツボ押しを併用した、肩こり・腰痛解消、冷え性対策、足の疲れを取るなど、普段の生活でも活用できる健康法が指導されました。
護身術では、このツボ押し棒を使った、護身用具ミニバトンの技の基本が指導され、短い棒一本が有効な護身用具になる方法を学べました。
セミナー参加者全員には、特製のツボ押し棒がプレゼントされ、有意義な夜のセミナーとなりました。

大人のミィーティング
「夜のセミナー」の後は、和室の一部屋に集まって二年ぶりに「大人のミィーティング」も実施されました。
過去の合宿と同じ、中学生以上参加の親睦が中心の流れでしたが、館長より「鹿嶋研修センター」についての説明が正式に発表され、現在リフォーム準備段階で、公式始動後は正柳館の会員中心の保養施設として、また鹿嶋道場として、さらに来年の合宿からはこの鹿嶋研修センターを利用すると言う合宿の形態も来年から変わるとの公表もされました。
さらに話題は過去の合宿の思い出話で盛上がり、荒さんのPAでのそば食いはどうして始まったか?など、様々なエピソード話で盛上がりました。
何しろ、20回以上連続参加者が三人、15回以上参加者が一人と、合宿ベテラン者が多数いるわけですから、思い出話に花が咲くのは当然ですね!
その「そば食い」の始祖、荒さんのの息子の勇介氏。
何と、合宿22回連続参加の、合宿生き字引です。

こうして合宿一日目も無事終了しました
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